12月の資源ゴミの回収日、ある組の段ボールが回収されず、置き去りにされていました。当日、近くで行われていた道路工事のトラックで隠れ、見落とされてしまったようです。

元役員の女性が気づいて回収業者さんに留守電メッセージを残しましたが、業者さんは遠方のため、再回収は難しそうです。

とりあえず、顔を合わせた方にはお願いして、自分で出したものは持ち帰ってもらいましたが、まだたくさんの段ボールが積まれていました。

次に気づいたのは、その班の班長さんでした。数日後に雨の予報が出ているので、このままでは段ボールが濡れて崩れ、道が汚れてしまうかも…

班長さんは自治会役員に相談し、鎌倉の業者さんの再回収が難しそうなことを知ります。が、班長さんはここで終わりにはしませんでした。雨に備えて、残っている段ボールをすべて大型ゴミ袋に詰めてくれたのです。

幸い、雨が降る前に回収業者さんが来てくれて、取り残されていた段ボールは無事、回収されました。

「なーんだ、骨折り損のくたびれもうけ！」と思いますか？

そんなことありません。

いつもの風景のちょっとした違和感に気づいたり、清潔な環境をキープしようと気を配ること。一人ひとりが小さな力が、街全体の治安や美観にとって実は大きな力になっているのではないでしょうか。

皆さんも何か問題に気づいたら、ぜひ、自分ごととして捉えることから始めてみませんか。まずは自分の組から、みんなで協力し合って住みやすく。それが、街全体の雰囲気となって表れてくると思います。

対処しきれないお困り事がありましたら、役員にもご遠慮なくご相談ください。